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予防歯科のリピート率を上げる方法と100%を目指すべき理由

予防歯科のリピート率を上げる方法は、患者さんが自律し、自ら進んで予防に通う状態を作ることです。
また、リピート率100%を目指すことは、患者さんが増え続け、継続して収益を得られる歯科医院経営につながります。

ここで、患者さんの自律とは具体的に以下のような状態を指します。

  • 自分の力で健康なお口を守れていることを自覚している
  • 定期検診が楽で、簡単で、確実に健康づくりに役立つことを実感している
  • 患者さんが主体的に健康づくりをする
  • これらが当たり前になって習慣化されている

これらを実現することでリピート率を上げることができます。
また、リピート率90%以上は、患者さんが増え続ける状態であり、将来予測も立てやすくなります。

香川県にあるしん治歯科医院は、98.6%ものリピート率を達成しました。
なぜ、それほどのリピート率が達成できるのか?その理由は、デンタルフィットネスという考え方とノウハウです。
この記事では、デンタルフィットネスに基づいたリピート率向上の方法と、リピート率100%を目指すことで得られる利益について詳しく解説いたします。

予防歯科のリピート率を上げる方法

  • 歯科医院でしかできないクリーニング
  • 歯肉マッサージ
  • 院内新聞の発行による情報提供
  • 歯ブラシなどのプレゼント
  • 定期的なイベント
  • 来院前日に電話やメールで確認
  • 来院しなかった人への連絡

予防歯科のリピート率を上げる方法は、患者さんの自律を促すことです。

デンタルフィットネスという考え方に基づく、リピート率UPのための具体的な方法は以下の通りです。

  • 予防の定期検診メニューを展開
  • 予約の取り方を見直す
  • リコールしない!

一方、以下にお示しする施策は、実際に取組んでみたが、あまり成果の出なかったものです。例えば、リコールを行うと意外にもリピート率が下がるということがわかっています。

上手くいった方法に共通していることは、患者さんの自律を促すものであるという点です。反対に、自律と無関係な施策は成果につながりにくく、さらに自律を妨げるものはリピート率を下げてしまいます。

デンタルフィットネスで実現できることは、患者さんの「健康づくりの習慣化」です。患者さんの口腔内の健康づくりが習慣化すれば、医院が何もしなくても、患者さんは必ず来院されます。
まずは患者さんに、「口腔内の健康を保つのは自分自身である」「自分の力で健康を守れている」と感じていただき、さらに「歯科医院に行けば健康づくりをラクに、上手にできる」と実感していただきましょう。そうすると患者さんは、自律的に来院してくださるようになります。
患者さん自身による「健康づくり」はいつの時代も医療の王道であり、それを本気でサポートすることは患者さんの心にも深く響き、良い信頼関係の構築につながります。

リピート率100%を目指すべき理由

リピート率100%を目指すべき理由は、継続して収益を得られる歯科医院をつくるためです。具体的には、リピート率90%以上で患者さんが増え続ける状態となり、将来予測も立てやすくなります。

また、アクティブクライアント数 (予約患者数) と時間経過の関係を分析すると、リピート率80%と90%の間に大きな違いがあることを確認できます。
アクティブクライアント数は、リピート率80%を基準にして考えると、リピート率90%でその2倍、95%でその4倍に収束します。つまり、15%の違いで、予約患者数に4倍の差が出るということが確認できます。
予防歯科を実践で来院者が増え続ける状態になるには、リピート率90%以上が必須であり、さらに95%を達成すると数値は劇的に変わってきます。

リピート率はアクティブクライアントに対する来院患者、つまり、予約をして帰られた患者さまが実際に次回もご来院いただける割合です。80%程度を目標にすればいいと考えがちですが、それでは大きな成長は見込めません。
デンタルフィットネスは、正確な将来予測を可能にする経営手法であり、それを可能にする重要な2つの要素が「アクティブクライアント」と「リピート率」です。
将来予測ができれば、歯科医院経営の長期的なビジョンを立てることができます。これにより、様々な観点から安心を先取りできるため、無駄なことにコストをかけずに済み、経営がずっと右肩上がりになります。

まとめ

デンタルフィットネスでは、リピート率の基本目標を100%とし、そのための考え方とノウハウをお伝えします。

予防歯科のリピート率を上げるために、最も重要な条件は、来院者の自律であり、リピート率100%を目指すことで、来院者が増え続ける医院になることができ、将来予測も可能になります。
来院者の自律が確立すると、医院が何もしなくても、患者さまは必ず来院されるようになります。
安定的に継続して通院していただける患者さまが増えることで、歯科医院経営の長期ビジョンを策定やコスト削減などの計画ができるため、さらなる成長が見込めます。

デンタルフィットネスは、一般的な保険診療の範囲で行う予防歯科の仕組みです。
つまり、普通の歯科医院が取り扱える仕組みであり、治療体制はそのままで、集客のための施策も不要でありながら、リピート率が95%を超える満足度の高い歯科医院をつくることができます。
デンタルフィットネスについて、より詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。